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シリコンコーティング

数あるフロアコーティングの種類の中でも「シリコンコーティング」のメリット・デメリット、性能について分かりやすく紹介しています。

フロアコーティングの種類「シリコンコーティング」の性能とは?

シリコンコーティングは、アクリル・シリコン樹脂を使った塗装で、珪石(けいせき)と珪砂(けいさ)と酸素を結合させた天然物質です。
安全性が高く、コストパフォーマンスの良い素材として知られています。

シリコンは、ウレタンよりも上質な仕上がりで耐久年数は10年以上。
ガラスコーティングやUVコーティングに比べて低価格なので「耐久性とコストのバランスを重視したい」という方にはおすすめです。

また、滑り止め効果にも優れているため、お年寄りや小さな子どもの転倒防止や、ペットの滑り止めにも役立ちます。

シリコンコーティングのメリット・デメリット

シリコンコーティングに使用されるシリコン樹脂は柔軟性に優れており、フローリング素材となる各種木材や合板にしっかりと密着しやすいのが魅力ですが、それ以外にも様々なメリットがあります。

シリコンコーティングのメリット

  • 素材の安全性が高い

原材料であるシリコン樹脂は、食品の容器や包装に使用されていることから、安全性の高い素材であることがわかります。

  • すべり止めの効果がちょうどいい

人や犬にとって「すべりすぎず、すべりにくすぎず、歩きやすい状態」となる適切なすべり抵抗値は0.4~0.8と言われていますが、シリコンコーティングは、素足・靴下・ストッキング・スリッパ・犬の肉球の全てで、この適切値の範囲内におさめることができます。

  • コストパフォーマンスがいい

UVコーティングやガラスコーティングと比べて安価で施工できるとされています。

  • 耐水性・耐熱性に優れている

お湯をかけたり熱い容器を置いたりしても、剥がれ・割れ・膨れ・変色などが起こりにくくなっています。また、耐水性に優れているからこそ、水拭きで手軽にお手入れができ、耐熱性に優れているからこそ床暖房のフローリングにも施工できる、といったメリットがあります。

  • 耐薬品性にも優れている

シリコンコーティングは、アルカリ洗剤・酸性洗剤・塩素系洗剤・アンモニア・除光液・アルコールなど、色むらや剥がれが起こりやすい薬剤をかけても異常が残るリスクが低いという特徴があります。また、洗剤やアルコールに強いからこそ、住居用洗剤やアルコールを使っての汚れ落としも可能です。

  • 汚れがついても落としやすい

ワックスコーティングと違って汚れが染みこみにくく、油性ペン・水性ペン・クレヨン・さらには醤油やソースなどの汚れがついて数時間放置した状態であっても、清掃すればほとんどきれいに落とせます

  • 日焼け防止効果がある

紫外線をしっかり反射できる高光沢の仕上がりとなるため、ある程度の日焼け防止効果を得られる可能性があります。※紫外線を完全カットするわけではありません。

  • アレル物質や髪の毛などが空気中に舞い上がりにくい

原料のシリコン樹脂には適度な静電吸着性があるため、花粉やハウスダストなどのアレル物質や、髪の毛などの空気中への舞い上がりをグッと減らすことができます。

  • フローリング素材である木材の呼吸を邪魔しない

原料となるシリコン樹脂の分子は「水の分子より小さく、空気の分子より大きい」という特徴があるため、撥水性に優れながらも、通気性はしっかりと保ちます

  • 重ね塗りや部分補修・塗り直しが可能

経年劣化でシリコンコーティングの性能が落ちてきた際の重ね塗り・塗り直しや、「傷がついたのでそこだけ補修したい」といった部分補修の対応も可能です。

このように、シリコンコーティングは非常にメリットの多いフロアコーティングであると言えますが、デメリットがないわけではありません。

シリコンコーティングのデメリット

  • UVコーティングに比べると耐久性が低い

シリコンコーティングの耐用年数は10~20年と言われており、20~30年、あるいはそれ以上の耐用年数を誇るUVコーティングと比べると耐久性が低いと言えます。

  • UVコーティングよりも保証期間が短い

UVコーティングの場合、業者によっては20年・30年などの長期保証をつけてくれることもありますが、耐用年数がUVコーティングよりも短いシリコンコーティングでは、それほどの長期保証は受けられません

  • 取り扱い業者数が少ない

シリコンコーティングのは需要は増えつつありますが、全ての業者が取り扱っているわけではありません。アクリルコーティングやウレタンコーティングなど「安いが耐用年数も短いコーティング」を中心に取り扱っている業者が多いのが現状です。反対に、高級志向の業者はUVコーティングやガラスコーティングをすすめる傾向にあるなど、シリコンコーティングを取り扱っていない業者や、表立ってすすめない業者、というのも多いのです。

  • UVコーティングと比べて乾燥時間がかかる

紫外線ライトの照射で瞬時に硬化させ、すぐに使えるようになるUVコーティングと違い、シリコンコーティングは、施工後に乾燥のための時間をとる必要があります。目安としては、歩行可能になるのが約5時間後で、重量物の設置をするためには24時間以上の時間をあけることが必要となります。

シリコンコーティングはこんな方におすすめ

シリコーンコーティングのメリット・デメリットを踏まえた上で、シリコーンコーティングをおすすめしたいのは以下のような方です。

赤ちゃん・幼児・お年寄り・ペットの居る家庭

シリコンコーティングによる適度なすべり止め効果は、赤ちゃんや幼児・お年寄りの転倒事故防止に大いに役立ちますし、犬などのペットの足にも過度な負担をかけずに済みます。さらに、汚れが染みこまず落としやすいので、粗相や吐きもどしなどのトラブルがあったとしてもササッと清掃できて対処が楽になります。

フロアコーティングの将来的な補修や塗り直しを視野に入れている方

シリコンコーティングは重ね塗り・塗り直し・部分補修いずれも可能ですので、経年劣化や傷による性能低下にも対応可能です。よくシリコンコーティングと比較されるUVコーティングは「耐用年数が長いものの、基本的には塗り直しができない」という大きな弱点があります。

フローリングに適度なツヤ感を求める方

シリコンコーティングの光沢・ツヤ感は「マットすぎず、ピカピカしすぎず」という適度なレベルとなっています。「フローリングはできるだけピカピカのツヤがある方がいい」という人にはUVコーティングがおすすめですが、多くの人に好まれやすい、どんな部屋にも合いやすい光沢・ツヤ感を望む人にはシリコンコーティングがおすすめです。

総合的に高評価なフロアコーティングを選びたい方

シリコンコーティングは、耐久性についてはUVコーティングよりも劣るものの、それでもアクリルコーティングやウレタンコーティングよりはずっと長持ちしますし、安全性・すべり止め効果・耐水性・耐熱性・汚れ防止効果・耐薬品性・日焼け防止効果・アレル物質等の吸着性・通気性・重ね塗り等の融通性など、多くの項目において高水準となっています。価格とのバランスも良いので、「総合的に高い評価ができるものを選びたい」という人にはまさにうってつけと言えます。

フローリングメンテナンスの手間を省きたい方

フロアコーティングをしていないフローリング床は、定期的にワックスがけをするなどのメンテナンスが必要となりますし、汚れが染みこんでしまった時の対処も大変。しかし、シリコンコーティングを施せばワックスがけは不要となりますし、お手入れ・汚れ落としのほとんどを水拭きで完了させることができるので、格段に楽になります。

住宅の新築・建て替え・リフォームを検討している方

住宅の新築・建て替え・リフォームは、シリコンコーティングをスムーズに施工する絶好のチャンスでもあります。予算にほんの少しのプラスをして、シリコンコーティングでフローリングを快適な状態に仕上げましょう。

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